解説 パイプについて
下表は、日本工業規格JIS G 3459「配管用ステンレス鋼鋼管」の標準寸法および重量になります。
赤色の枠で囲んだ【外径】【厚さ】が規定されていることがわかります。
つまり、記載の寸法の鋼管については、「パイプ」と言えます。
パイプについて規定しているJIS規格
- JIS G 3446 機械構造用ステンレス鋼鋼管
- JIS G 3447 ステンレス鋼サニタリー管
- JIS G 3448 一般配管用ステンレス鋼鋼管
- JIS G 3459 配管用ステンレス鋼鋼管
- JIS G 3463 ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼鋼管
- JIS G 3468 配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管
いずれの規格も、呼び径A、Bで外径を、厚さ(肉厚)をスケジュール番号(Sch)で規定しています。
解説 チューブについて
下表は、ASTM(米国試験材料協会)の【ASTM A213 Stainless Steel Seanless Tube】という規格になります。外径とその公差および、厚さ公差が記載されていますが、前述のJIS G 3459のように「外径ごとの肉厚」については規定されていません。
例えば、1/4”(≒6.35mm)外径のチューブをあてはめますと、外径欄では、<25.4に該当し、外径公差は、±0.10になります。厚さ公差については、外径≦38.1に該当し、+20%/-0となりますが、「外径ごとの肉厚」については規定がありません。
また、1/4”(≒6.35mm)外径のチューブを例に挙げますと、海外製品には、厚さ(肉厚)が0.889mmや1.24mmなどがあり、国内製品には、1mmのものもあります。これらは、流体の圧力などを考慮し、“仕様に準拠していることを条件に他の径のチューブを提供することができる”とあるように、用途に応じて作られた寸法であると思われます。
また、1/4”(≒6.35mm)外径のチューブを例に挙げますと、海外製品には、厚さ(肉厚)が0.889mmや1.24mmなどがあり、国内製品には、1mmのものもあります。これらは、流体の圧力などを考慮し、“仕様に準拠していることを条件に他の径のチューブを提供することができる”とあるように、用途に応じて作られた寸法であると思われます。
ステンレスチューブBA/EPチューブ製品のご紹介
当社では、チューブ継手やバルブ製品の他に、ステンレスチューブのお取り扱いもございます。
以下サイズを国内在庫し、現地配管や装置内ガス配管、機械加工部品用などの用途に採用されております。
標準在庫品
- SUS316L BA 1/4"、3/8"、1/2"、3/4"
- SUS316L EP 1/4"、3/8"、1/2"
ミルシート(材料証明書)の発行にも対応いたします。ご注文時にご依頼いただきましたら、製品に同梱いたします。
また、PDFデータでのご要求にも対応いたします。
発送元:弊社横浜技術センター(神奈川県横浜市)
弊社取り扱いのステンレスチューブの詳しい情報については取扱製品一覧のチューブよりPressVac(プレスバック)ステンレスチューブのカタログ(PDF)、価格表をご参照下さい。
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